2021年9月2日木曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2021.8/31

 新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2021.8/31

8月31日までの新型コロナウイルスによる感染状況をUPします。
福岡県では、5回の波で感染者総数が県人口の1%を上回りました。日本全体を見ても感染者は8月に入って同じく1%を超えています。PCR検査の結果が真の罹患者数を表しているわけではないので、この先どうなるか考えようもありませんが、罹患率が人口の1~2%では、このコロナ禍が近い将来終息するとはとても思えません。
抗体保有者60~70%で成立する集団免疫も、空気感染するデルタ株のせいで抗体保有者数が80%以上いないと成立しないとも言われています。世界の頭脳をして未だに新コロナに対する試行錯誤が繰り返されているわけですから、「ブレークスルー感染」が取りざたされるなか、今私たちに出来ることは、うつら(さ)ないようにすること、ワクチンを打つこと位しかないのでは?

表中ピンクの塗りつぶしは、5回の波のおよその時期です。数字で波の大きさが分かります。

8月の感染者数の推移です。どっぷり波に浸かっていたことが分かります。にしても博多区の感染者の多いこと。
ここに数値は上げていませんが、これまでに比べ10代から50代が多くなってます。家庭内感染が広がっている証でもあります。

行政区ごとに整理すると以下の通りです。都市部及びその周辺に分布しています。
この表では落ち着き始めた感もありますが、残念ながら7月に入って福岡県は再び千人を超えています。

第5波のすごさが分かります。しかし、この図をみていると、更に大きな波も予見され、この8月が決してマックスではないような気もします。

ほぼ同期間を棒グラフで見ると次の図のようになります。第5波がこれまでに比べとてもでかいことが分かります。先に述べたように、この8月に入って感染者累計が人口の1%を超えたばかりですから、それを考えると可能性として今後さらに感染者が増えることが現実味を帯びてきます。



もはや恒例の図、福岡県、東京都、大阪府の去年3月からの感染者数と死亡者数の図です。
参考までに、8月31日現在の累計値を使った3都府県の感染者の死亡率は次のとおりです。
福岡県:0.87451%
東京都:0.72560%
大阪府:1.65298%
感染者数と死者数の間に何らかの関わりがありそうですが、結果は読めても予見は出来ません。もう少し見てみたいと思います。