2022年2月2日水曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.1/31

 新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.2/2

大変な状況です。
オミクロン株による新コロナへの感染状況もそうですが、感染者数が桁違いに多くなったことで、所管部署では手続きなどその手間に膨大な作業量が発生し、データの公表さえ遅れ気味になってます。

早速ですが、1月31日までの新型コロナウイルスによる感染状況をUPします。
第5波もそれなりに大きい波でしたが、第6波はこれまでとは一桁違うの大きさであることを、以下のデータを見て感覚的に分かっていただければ幸いです。


昨年12月まで約2年間の感染者数の総計は7万5千人でした。一方、今年1月、実質最近20日間の感染者数はすでにおよそ5万人。この感染の勢いには未だ収束の気配が全く見られません。
従って、オミクロン株が比較的軽症だということも安心材料にはならないことが分ります。




第5波の大きさに驚いていたのが噓のようです。11月と12月の反動か、年が変わって区毎に感染者が200人/日以上、福岡市域全体では1000人/日を超える日が毎日続いています。





下の図は、第2波、3波、4波、5波、一番手前が第6波です。文字通り6波はこれまでとはスケールが違います。
この様子を見ていると、近いうちに収まるとは思えません。




福岡県全体の様子は以下の通りです。
やはり、人口が集中しているところが多くなっています。




感染者数と死亡者数、それとそれぞれの累計値を使って計算した死亡率を次に示します。
死亡率の推移をみると、オミクロン株になって確かに死亡率は減少しており、感染者数に比べると死亡者が少なく見えます。しかし感染者数は5波の時の5倍ほどに増えていますので死亡者の実数は今後増加する可能性もあります。


ワクチンや投薬などのコロナ対応策で、なんとなく感染症対策は改善されているようにも見えますが、油断しないでください。実態としてコロナは第5波の5倍のスピードで広がっていますし、死亡者も徐々に出始めました。
2月2日現在、感染者数はさらに増加し福岡県は最高値をまた更新しました。これからも感染リスクは増えるとしか思えません。