2022年7月2日土曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.7/1

 新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.7/2

6月の新規感染者は、先月5月の半分以下まで減少しました。このまま減少が続けばいいんですが、6月の感染者数の推移をみると月半ばを底に反転し、増加に転じる気配も見えます。昨年の8月は、第5波のピークであったことを考えると、オミクロン株は感染力が極端に強い株でもあり、今年の夏は特に注意が必要です。下の表の月合計を見ても、これまでの波のピークは、令和2年が4月・8月、3年が1月・5月・8月、4年が2月となっており「8月」を予見させます。


以下は、いつもの図・表です。




福岡市では、第5波までは博多区に最高値が多く見られていましたが、下に示す二つの図を見ると第6波になると最高値の出現は博多区から東区に移っています。




福岡県のここ2ヵ月の詳細情報です。



福岡県の基礎データ


3月上旬に厚生労働省の関係機関が出したという数値データで、オミクロン株の致死率は0.13%で、インフルエンザの0.06%~0.09%より高いという報告がありました。おそらく重症化率が低いといわれるオミクロン株に対する警鐘とは思いますが、福岡県の3月以降の死亡者数や累計死亡率の推移、ワクチンの接種効果を加味すると、6月現在の県内致死率はインフルエンザレベルまで減少していると考えられます。新型コロナウイルスに対するガードは万全にしつつ、できるだけ日常の生活に戻ることも必要になって来たようです。
最近は急に猛暑日も出始めてます。これからは熱中症にも気を付た普段の生活に。