北九州市はピークから2週間が過ぎ、ようやく落ち着きました。第2波かもしれないといわれた今回は概ねクラスターによって生じたもので、大きな医療機関が三つと、小さなクラスターでしたが小学校や中学校のものでした。
福岡市からも最近博多区で小さなクラスター出ました。これは殆どが20代の若い方のようです。
これまでと同じ図表ですがデータを更新しました。
6月10日~12日までの中央区、博多区、南区に見られる7名はクラスターで、年齢は20から30才代で構成されてます。
図 福岡県と東京都の感染者発生累計
6月に入ってからの累計値は、福岡県がそろそろ落ち着いた様子を示し始めているのに対し、東京都はまだ先が読めません。
図 福岡県と東京都の感染者発生数 棒グラフと傾向線で
累計値で見られた福岡県と東京都の違いは、この図の毎日の発生数やその傾向にもよく現れており、6月4日以降、両者の傾向線は真逆になってしまいました。
ソーシャルディスタンスや三密などを疑問視する専門家も出始めました。しかし、現状は、抗体陽性率が東京都で人口の僅かに0.1%、大阪府でも0.17%というデータが出ており、残りおよそ99.8%以上の人がいまだ新型コロナウイルスに罹患していないことを示しています。今、日本においてほとんどの人が罹患しないままに今があるのは、我々の過ごし方がベストではないにしても、間違ってはなかった証左とも言えるでしょう。