福岡県の新型コロナウイルスの感染状況を以下に示します。
今月中ごろまでは、冬場の感染は天井知らずでどうなることか心配でした。しかし、数値を見ると緊急事態宣言後2週間目頃から、宣言の効果なのか感染者数も僅かずつ少なくなってきました。この状況はそれなりに良しとすべきなんでしょう。しかし、これは非日常的な生活をこれからも続ける必要があるという証左でもあります。ワクチンもまだ遠い現実である今、不自由な生活がまだまだ続くようです。
発症数の推移をいつものように棒グラフと平面分布で示しました。
半月前はかなり悲観的になっていましたが、緊急事態宣言の効果のせいか、今月後半から平面分布の色合いが変わってきており、なんとなく希望が持てるような気もして来ました。ただし、これを緊急事態宣言という縛りの中での結果と考えれば、まだ気を抜くことは出来ませんが・・・・。
福岡県も東京都も先端が丸みを帯びてきました。増加の加速が弱まっているようです。
福岡県は緊急事態宣言が出て1週間後から、東京都は翌日から新規感染数の減少が始まりました。東京都はたまたまでしょうが、福岡の場合はそうとばかりは言えません。多くの方々に犠牲を強いた結果、下がり始めたとも言えます。傾向線は福岡も東京も1月19日をピークに下がり始め、今も下がり続けています。国の宣言がうまくいっているという事でしょう。
宣言すれば減少し、解除すれば増加する。当たり前の話に一喜一憂するのも疲れます。
今回は最後に、福岡県と東京都のコロナによる死亡者の推移を棒グラフで示しました。
縦軸は感染者数の1/100スケールですから、絶対数は少ないのですが、治療期間の関係もあるのでしょう、三つの波共に感染者数のピークの後に死亡者が多くなっているようです。