2021年6月2日水曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡):2021.5/31

 新型コロナウイルス感染状況(福岡):2021.5/31

福岡県内における5月31日までの新型コロナウイルスによる感染状況を以下に示します。
福岡市を中心にした月毎のデータ(感染初期から現在まで)と日毎のデータ(当年5月)、県域内の行政区ごとのデータ(ほぼ第4波の1ヶ月半)の3つです。相互にデータが重複しているので多少深読みが出来るかもしれません。

第4波の終息が見え始めました。しかし、これも緊急事態宣言で強烈な締め付けを強いられた結果に過ぎません。出来るだけ早くこの締め付けがワクチンの効果に置き換わるよう祈るばかりです。

県域の図表も、感染者数40人以上を「黒」一色としているため、福岡市をはじめ北九州市や久留米市など1日当たりの発症人数が40人を超えると人数を色別できませんので注意して下さい。
表を見ると福岡市や北九州市をはじめ久留米市、大牟田市、飯塚市などがクラスターなど感染者発生のキイとなり得るし、郡部でも糟屋郡など福岡市と密着している行政区は都市部と相互に影響を与え会っているように見えます。

初回の緊急事態宣言明けから直近までを示しています。これまでは波の谷間はよくコントロールされ、新規感染者の発生が極端に少なくなってます。


上の図を棒グラフにして区ごとの感染者数を定量的に見ると次の図のようになります。二つの図は時系列を逆にして「前」「後」から眺めたものです。

福岡県内の新規感染者発生状況は県域全体で減少傾向にあり、4波も終息に向かいつつあるようですが、重症患者数や死亡者数は未だに多い状況が続いています。新型コロナワクチン接種についても、7月末までに65歳以上(約3千500万人)に対する投与を終了することが出来るのでしょうか。更に、残っている65歳未満の人々へのワクチン投与は7千万人分以上。直接的な唯一のコロナ対策が現状のままだとオリンピック終了後に第5波にもなりかねません。悲観的かもしれませんがとにかくワクチン投与を受けたとしても楽観的にはならないことが肝要でしょう。