2022年4月3日日曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.3/31

 新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.4/3

表は新規感染者数の第6波が、今年の2月にピークを迎え、3月には減少していることを示しています。


しかし、3月の感染者数の動きを詳しく見ると、21日頃には下げ止まって、上昇に転じたようにも見え、第6波が単に減少に転じただけではないことが分かります。


今年の3月21日前後の様子は、下の時空間分布図右下部分にも現れており、僅かに見える橙色の筋が、垣間見える夜明けのようにも思われます。それにしても6波の大きさは他の波に比べると文字通り桁違いで、オミクロン株が感染力に特化したウイルスであることが裏付けられています。



下の棒グラフを見ると、3月下旬感染者数が増加に転じたようにも見えますが、今後が増加?減少?あるいは高止まり?、か判断は微妙です。

政府が4回目のワクチンを言い始めたことを考えると、コロナに対する特効薬がない現状でもあり、当面ウイルスとの共存を前提にこれからの生活を考える必要がありそうです。


以下の表は福岡県で2月と3月に見られた新規感染者約17万8千人の県内への分布です。



下に福岡県の感染者数と死亡者数の経時変化を棒グラフで示してます。
これらのグラフから将来を予測することは困難ですが、第6波の主原因であるオミクロン株が、間違いなく死亡率を押し下げていることは分かります。生物の基本原則は人間からウイルスに至るまで、将来への遺伝子の継承にあります。人類はこれまで自身に有害な遺伝子をできるだけ排除してきましたが、今のところコロナに対しては手詰まり状態です。そろそろ考え方を変えて、コロナとの共生を肯定するような生き方も工夫すべきかもしれません。