2022年8月2日火曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.8/1

 新型コロナウイルス感染状況(福岡県):2022.8/2

6月には第6波が収束に向かい、感染者の発症数はひと段落したかに見えましたが、7月になると小康状態が一転して、下の二つの表が示すように第7波と思われる急激な感染者の増加が始まりました。そのせいか国ではCOVID-19を2類から5類並みの取り扱いにすべく力業の検討が始まったようです。




7波も8月にはピークを迎えるだろうと言うことが衆目一致するところであり、いずれ減少していくと思われますが、今回の波は感染力の強さからかこれまでよりかなり波高が高く、7波だけを考えても概算でこれから少なくとも国内で約2000万人の感染者が発症すると予測されます(計算方法は以下の通り。日本の第6波の収束の様子を参考に計算式を作ってます)。


従って、8月以降の新規感染者の発症数は、僅か半年でこれまでの国内感染者累計値[約1280万人]を大きく上回ることとなります。いかに重症化の少ないオミクロン株とはいえ、既に発熱外来で医者に診てもらえない現状があることを考えると、危機的な医療崩壊が現実に起こりかねません。従って、我々自身としてはとにかくコロナに罹らないことが肝要で、特に高齢者や既往症のある人は重症化のリスクも高いことから、これからは気を許せない日々が続きます。

以下、いつもの図と表です。


ウイルスの株が変わったとはいえ、去年の11月、12月が嘘のようです。




波の大きさを見比べて下さい。
※波の名称を間違えていましたので修正しました。
 誤「第7波 第8波」→正「第6波 第7波」(2022.9.4)



福岡県のここ2ヵ月の詳細情報です。
7月末になると県内主要都市を中心に万遍なく感染者が出ています。




そろそろ第7波のピークです。感染者が増えるに伴い死者も増加しています。感染者数、死亡者数、いずれも累計値を用いて計算した死亡率は、オミクロン株以降安定した減少傾向にあります。


7月29日のピーク値で今後半年の新規感染者数を予測すると

14000人×180日×0.5=1,260,000人

ちなみに、平成2年2月以来、福岡県の新規感染者累計値は約65万人です。