2020年11月2日月曜日

新型コロナウィルス感染状況(福岡・東京):10/31

 福岡県に新規感染者の第1波がみられてもう7か月が過ぎました。

いつものデータ更新の前に10月末までの全国の状況を示します。

図はそれぞれ東京都を含む関東7都県(関東圏)、関東圏を除く他の道府県合計(全国-関東)、加えて福岡県単独の1日当たりの感染者数の推移を示しています。図をみると、

関東圏は、第2波が下がり切らないまま、1ヶ月以上1日当たり平均300人程度の新たな感染者の発生がずっと続いています。関東圏を除く他の道府県は、第2波が下がり切ってないのは関東圏と同じですが、10月の後半に第3波の兆しと思しき増加が見え初めました。単純に考えると東京都のGoTo解禁のせい?とも言えなくもないかも知れません。

前置きが長くなりましたが、日本全体が新しい感染者の発生をうまくコントロールできない状況下、福岡県は731日に第2波の最高値(福岡県最高値)169人が発生して以降、関係諸氏のお陰で1日当たりの新しい感染者数は9月の終わりには10人を下回り、それ以降は10人以上が殆ど見られない状況が今なお続いています。

最近は人々の生活が徐々に回復の兆しをみせる中、コロナ禍にあってもこれまでの経験による学習が、個々人の防御や迅速な対応となり、その学習の違いが地域毎の新規感染者の発生状況の違いとなって表れているように思えます。

 表を更新しました。今月は福岡県内大過なく過ごせたようです。

10月半ば、福岡県ではここ一月以上にわたって新規感染者が1日当たり20人を超えなくなっています。この間0人が1回、10人を超えることも殆どありませんでした。第2波が終わったことはほぼ確実のようです。

この図では、第1波と第2波がリアルみられます。2波以降すっきりしない様子が不気味です。


この図は、福岡市のこれまでの感染状況を区ごとに経時分布として示しています。福岡市は10月はおとなしかったですね。全都道府県合計は10月後半の半月で増加に転じつつありますので、用心が必要です。

福岡県と東京都の新規感染者数の累計値

ほぼ落ち着きを見せている福岡県と、まだ日々増加を見せる東京都。ここにデータを示してはいませんが、10月中の死亡者数は東京都47名に対し、福岡県は4名でした。


福岡県はほぼほぼ1日当たり10人以下に抑え込んでいます。しかし、東京都はもとよりその隣接県は10月に入っても感染を抑えきれていません。東京都ほどひどくはありませんが、大阪府、愛知県、兵庫県など関西圏も新規感染者を福岡県ほど下げ切ってないようです。

101日に東京都のGoToトラベルが解禁され、1ヶ月が過ぎました。少なくともこれまでは福岡県に影響は出ていません。降東京都にみられる14日以の新規感染者の動き(棒グラフ)が気になります。