2021年5月2日日曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡・東京):2021.4/30

 新型コロナウイルス感染状況(福岡・東京・大阪):2021.4/30

福岡県内における4月30日までの新型コロナウイルスによる感染状況を以下に示します。前回に引き続き月毎のデータと日毎のデータの2つに分けています。加えて、福岡県も安閑とできない状況、直近2週間の県全域における感染者数の様子も示しました。


4月に入って福岡県も新規感染者数が増加を始め、感染者数はこれまでにない急加速で増え、月末にはついに日間値で3波時のピークを超えてしまいました。

これまでは、感染者が多いときはそのその大半を福岡市や北九州市とその周辺が占めることが殆どでしたが、第3波あたりから飯塚、田川、大牟田、柳川、大川、八女そして久留米と、県域全のどこから発生してもおかしくない状況になってきてます。
その様子を示したのが、福岡県もいよいよ第4波が確実と言われ始めた4月の中頃から末日までの2週間の表です。県全体を示してますので、かなり分かりにくい表ですが、行政区名の先頭文字の真下が該当する行政区の値です。久留米にしても大牟田にしても4月に入った頃は特に目立つ気配はなかったんですが・・・・



第4波はこれまでになく増加スピードが速くなっています。


時空間の水平分布は、時期をスライドさせていますので、ここには第2波以降しかありません。最近ではワクチン接種者が周りに散見され始め、ワクチン接種も多少現実的になってきました。この図の色合いが早く穏やかになってほしいですね。


日本を代表する3都府県(東京、大阪、福岡)を示しています。
感染者数と死者数の変化の様子を監視していれば、現場の医療崩壊が見えて来るのではないかと2か月くらい前から書いている棒グラフです。
3都府県の図をみると、今のところ東京、福岡の死亡者数は第4波の影響を受けていないようですが、大阪は最近急に死亡者が増加しており医療の現実が見え隠れしています。だとすると感染者が増え始めている福岡も心配になってきます。
最近東京は「蔓延防止」に乗り、すぐに「緊急事態」に切り替えと、何でもありの付け焼刃で状況に対応し、感染者の急激な増加を必死に抑え込んでいる中、幸いまだ今回の波での死亡者は殆ど出ていません。東京は現在のように徐々に増加している現状下にあることで、何とか凌げていると思われますが、東京が大阪の様に感染者が爆発的に増加するとどうなるか、医療の現場を考えるだけでも怖くなります。ワクチン投与とも相まって東京が今のように、じりじりとした状況のままでコロナの終息に向えるよう祈るばかりです。