2021年5月19日水曜日

新型コロナウイルス感染状況(福岡・東京):2021.5/15

 新型コロナウイルス感染状況(福岡・東京):2021.5/15

福岡県内における5月15日までの新型コロナウイルスによる感染状況を以下に示します。
前回同様、月毎のデータと日毎のデータの2つに分けています。4月の終わりにはついに、第3波を上回り、5月12日には1日の感染者数が600人を超えてしまいました。
ということで、前回に引き続き、この間の県全域における行政区域ごとの感染者数を示しました。今回は直近1ヶ月間を示しています。

今月には第3波の最高値(月間値で7,213人)を超えてしまいそうです。


次の表を見てください、もう増えないで欲しい。この辺が第4波のピークにあることを祈るばかり。波が次々に発生し、しかもそれが徐々に大きな波となる現象は、発症気付いてない保菌者数が増え続けることによって、結果として個々人に対する感染距離が短くなっていることを示しており、個人が行う対人予防策が一層大切になっています。

次に、県域の日毎の感染者発生数を示しました。地域分けは、北九州市と福岡市を別にして、福岡県を「福岡地域」「北九州地域」「筑豊地域」「筑後地域」にグループ分けして示しています。データは既に一年以上に亘っており、しかも、福岡県全体となると膨大で、ここでは一月分しかアップしていませんが、それでもかなり窮屈で見にくくなっています。
今回の波もこれまでと同様、福岡市(糟屋郡を含む)が中心となって増え始めましたが、これに大牟田市と久留米市が加わり、更に北九州市も加わって、結果大きな波になってしまってます。
福岡県域:新規感染者数の発生数(行政区毎)2021.4/16~5/15

この図をみると第4波はこれまでになく増加スピードが速く、感染者数も多いことが分かります。


福岡市は今、第4波のピーク付近にあるようです。
これまでは博多区が他の区よりも目立ってましたが、今度の波は中央区も博多区と殆ど変わらなくなっています。


下表は日本を代表する3都府県の感染者数と死亡者数のモニタリングです。
東京都は3波が大きかったため、その時かなりの死者を出したようですが、その経験が効いたのか、今回の4波では医療体制がコントロールされているように見えます。4波が大きくなってないのも同様で、現在のところ死亡者数も少ない状況が継続しています。大阪府は東京都とは逆に死亡者に関して第4波の影響が顕著にみられ、感染者数のピークを過ぎた辺りから大きく増加しています。医療崩壊か?とも見られかねない感じです。他方福岡県は4波以来、少ないながら死亡者がほとんど毎日出ています。福岡県の場合これまで1日当たりの死亡者数は最大でも8人ですから、最近の4人前後の死者が殆ど毎日出ているという状況は少し不安です。